先に結論:治療中は主治医に確認、急な水風呂は避ける、一人のときは声をかける
- 脳卒中後や心臓疾患、高血圧で治療中の人、妊娠中の人は、主治医に確認してから利用する
- サウナ直後の水風呂は血圧が大きく動く。高齢者・血圧の高い人・心臓疾患のある人が特に危険とされる。水風呂は無理に入らなくてよい
- 入浴の前後にコップ1〜2杯の水分をとり、入浴後は血圧が安定するまで30分ほど休む
- 非常用ボタンのない家庭用サウナは、周りの人に声をかけてから使う
持病・治療中の人:主治医への確認
消費者庁「サウナ浴での事故に注意」(2024年6月5日公表)の別紙には、医師・温泉療法専門医のコメントとして、次の趣旨が書かれています。
- 利用を避けるもの: 少し動くと息苦しくなるような重い心臓または肺の病気、むくみのあるとき、目に見える出血があるとき、身体衰弱のとき、食事の直後、運動の直後、飲酒後(二日酔いを含む)
- 主治医に確認してから利用するもの: 慢性の病気が急に悪化したとき、脳卒中後や心臓疾患、高血圧で治療中の人、妊娠中の人
自分がどちらに当たるかは、このページでは判断できません。購入や設置の前に、かかりつけの医師へ「家庭用サウナを使ってよいか」を聞いておくと安心です。
出典: 消費者庁「サウナ浴での事故に注意」別紙(有識者のコメント)(確認日 2026-10-31)
水風呂:急な温度差を避ける
同じ資料は、サウナ直後に突然水風呂へ入ると、急激な温度差で血管が縮み、血圧が上がると説明しています。動脈硬化のある中高年や高齢者、血圧の高い人、心臓疾患のある人が特に危険で、「いわゆるヒートショックのような状況」を作り出すおそれがあるとされています。
- サウナ室を出たら、ぬるいお湯で汗を流し、手足にかけ水をして少しずつ慣らす
- 水風呂が苦手な人、入ると体調が悪くなる人は、無理に入らなくてよい。サウナと外気浴を交互に行う入り方も検討する
- 水風呂に入ると動悸がする、胸が苦しく感じる人は、水風呂には入らない方がよい
自宅に水風呂を用意する場合の費用は自宅サウナの水風呂の費用にあります。置く前に、使えるかどうかを医師に確認するとよいでしょう。
出典: 消費者庁「サウナ浴での事故に注意」本文・別紙(確認日 2026-10-31)
水分補給と入浴後の休憩
- 入浴前にコップ1〜2杯の水分をとる。水分をとらずに汗をかくと、脱水や熱中症になるおそれがある
- 入浴中もこまめに水分補給をする
- 入浴後もコップ1〜2杯の水分をとり、血圧が安定するまで30分ほど休む
水分の量に制限のある治療を受けている人は、この目安をそのまま使わず、主治医に聞いてください。
出典: 同上 別紙(確認日 2026-10-31)
一人で使うとき:周りへの声かけ
消費者庁は、サウナ室内で体調に異変を感じたら、非常用ボタンを押すなどして周囲に知らせるよう求めています。そのうえで、非常用ボタンが設けられていない家庭用サウナ設備では、周りの人に声をかけてから使用するよう書いています。
入浴時間(サウナ室に何分入るか)の数値は、この資料では示されていません。このページでは目安の数字を書きません。メーカーの取扱説明書と医師の助言に従ってください。
出典: 消費者庁「サウナ浴での事故に注意」(2024年6月5日公表。確認日 2026-10-31)
参考:家庭の浴槽での入浴事故の注意(高齢者向け)
消費者庁「みんなで防ごう高齢者の事故」(2019年12月18日公表)は、家庭の浴槽での入浴について次を挙げています。サウナ室の時間や温度の基準ではない点に注意してください。
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
- 湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にする(家庭の浴槽の入浴の目安)
- 食後すぐの入浴、アルコールが抜けていない状態の入浴は控える
- 精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険なので注意する
- 入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらう
サウナ室と脱衣所の温度差を小さくする考え方は、サウナでも同じです。設置場所の温度や換気は電気設備や床の防水とあわせて計画します。サウナの事故の実態は自宅サウナの事故とやけど対策で整理しています。
出典: 消費者庁「みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故」(確認日 2026-10-31)
よくある質問
Q高血圧や心臓の病気で治療中でも家庭用サウナを使えますか?
このサイトでは可否を判断できません。消費者庁の資料には、脳卒中後や心臓疾患、高血圧で治療中の人、妊娠中の人の利用は主治医に確認してからにしましょう、と書かれています。使う前にかかりつけの医師へ相談してください。
Q高齢者が家庭用サウナで水風呂に入ってもよいですか?
消費者庁の資料では、サウナ直後に突然水風呂へ入ると急激な温度差で血圧が上がり、中高年や高齢者、血圧の高い人、心臓疾患のある人が特に危険とされています。水風呂が苦手な人や動悸・胸の苦しさを感じる人は入らない方がよい、無理に入る必要はない、とも書かれています。
Q家庭用サウナを一人で使うときの注意はありますか?
消費者庁の資料には、非常用ボタンが設けられていない家庭用サウナ設備を使うときは、周りの人に声をかけてから使用しましょう、とあります。
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